写真家で「仙台幸子」生みの親で「星の街仙台」研究家!峰ハチヨさん

桜桃庵インタビュー・第三回は峰ハチヨさん。

私がお会いするのはいつも撮影の時だったので、私は峰さんをずっとフォトグラファーだと思っていました。

もちろんその事実に変わりはない(実際、写真集も出版している)のですが、ちょっとお話するたびに見えてくる新たな顔。

実際さまざまな活動をされており、しかもそれが”広く浅く”では決してない。

それぞれの分野をその都度究めて、成果を残されているのです。

それではここで、峰ハチヨさんの経歴を大まかにご紹介しましょう。

 

峰ハチヨさんのざっくりプロフィール

もう一度言いますが、あくまで「大まかな」ご紹介です。

 

20~30代…バブル全盛から崩壊まで

・ホテルマンとして就職⇒2年後退職、即行ハワイに飛び長期ステイ

・帰国後、建築設計会社に就職⇒29歳で独立、設計事務所開業

・4年後バブル崩壊⇒33歳で事務所とアパートを撤収、貯金はたいてマンションを買う(自宅兼事務所)

・図面屋と水商売と専門学校のCAD講師で食いつなぐ⇒5年後、生徒減少で学校がつぶれる

・40歳で大失恋、うつ病発症⇒岩手県二戸郡浄法寺町の山にひと夏こもる

色々と省略しながら書いても波瀾万丈なのが伝わるかと思います。

うつ病になった時はマンションのローンも抱え、「もう人生終わったと思った」とおっしゃいます。

しかし、峰さんの本当にすごいのはここからの人生なのです。

 

40代以降…「仙台幸子」が大ヒット!

皆さん、「仙台幸子」というキャラクターをご存知ですか?

明治に実在し、商売繁盛の福の神としてその肖像や人形が全国的に広まった「仙台四郎」は聞いたことがあると思います。

その仙台四郎をモチーフにしたキャラクターが仙台幸子です。
一時期ブームが巻き起こり、幸子グッズが大人気になりました。

(↓こちらは幸子シール)

 

この仕掛け人と言いますか、仙台幸子の生みの親が峰ハチヨさんなのです。

そして実際は、仙台幸子のほうがお母さん。
仙台幸子は架空のキャラクターではありますが、実在する人物である峰さんのお母様がモデルになっています。

母親が行くところにはいつも人だかりができる、という不思議な現象を何度も目の当たりにしてきた峰さんは、その人寄せ力を「現代版・仙台四郎かも」と思われたそう。

そしてご自身のHPでお母様についてのエッセーを書いていたところ、グッズ製作のオファーがあり、キャラクターとしての仙台幸子が誕生しました。

しかもグッズを購入された方々が「良いことがあった」と次々に口コミし、あっという間に大人気!
テレビやラジオの取材も殺到し、幸子グッズは全国的なヒットとなりました。

「人生最大の危機を味わったアラフォーで、まさに”宝くじに当たるよりもすごいかもしれない”仙台幸子大ヒットで生活を立て直し、うつ病も吹っ飛んだ。」とおっしゃる峰さんですが、ジェットコースター人生はここで終わりではありません。

 

50歳の時に東日本大震災、仙台で被災

2011年3月、東日本大震災の際は仙台で被災された峰さん。

29歳で購入したマンションを売り、実家の近くのアパートに引っ越しをしたのが2月11日。そのちょうど1カ月後のことでした。

「何もかもダメになって、収入もストップ。人生終わったと思った。」とおっしゃいます。

「被災後はボランティアが氾濫し、仕事にありつける状況ではなかった。半年後ようやく被災者緊急雇用制度を利用しある会社で働き始めるものの、2年弱の後はまたフリーに。」

それでは現在の峰さんはとおっしゃいますと…

またも新たな、それまでとは全く関係のなかった分野でご活躍されているんです!

 

現在:仙台城下の「六芒星」歴史研究家

歴史には全く興味のなかったという峰さんですが、何と今は歴史研究家として講師やガイドを務めていらっしゃいます

その内容がとても神秘的で面白いので、少しだけご紹介いたします。

仙台と六芒星についてです。

 

イスラエルの国旗にある「ダビデの星」と呼ばれる六芒星、ヘキサグラムとも言いますね。

日本でも古来からこの図形を魔除けとして用いることがあり、伊勢神宮周辺の石灯籠にもこの形が刻み込まれています。

平成5年、なんとこの六芒星が仙台の街に隠されていることが発見されました

仙台城本丸を起点とし、仙台城下を取り巻く主要神社を線で結ぶと、見事な六芒星が浮かび上がるというもの(詳しくは「星の街仙台」にて)です。

陰陽道において、六芒星は結界です。

仙台開府の際、伊達政宗が安倍晴明の子孫を招いて儀式を行ったという記録があるようですが、これらは仙台藩の軍事機密だったにちがいなく…といった、なんともミステリアスでロマンのある内容です。

 

仙台城下の六芒星(他四神・グランドクロス)を発見し、その調査研究を25年に渡り続けてこられたのが仙台在住の歴史家・稲辺勲さん。

そして峰さんは2010年より稲辺氏の研究の後継者となり、一昨年著書も出版されています

 

峰ハチヨさんインタビューの前に

かいつまんだだけでこれほど振れ幅が大きく、多彩な峰さん。

実際に肩書きも多いですから、峰さんを一言でご紹介するのは至難の業です。

でも敢えて一言で表現しようとすると、この三文字が浮かびます。

「自由人」

自由、という言葉を聞くと無条件で憧れたり羨んだりする人もいますが、本当は誰もが選択できるものです。

それどころか、すでに手にしていることや自ら不自由を選択していることに気付いていない人が多いと感じます。

峰さんのお話を伺っていると、自由な生き方をするのに必要なことがはっきり見えてくるようでした。

真に「自由な生き方」とは?

次回、峰ハチヨさんのインタビューをお届けいたします。

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